SixTONESとわたしのすきなオンガク
ひさしぶりにもっと売れてほしい!と思うグループに出会ってしまった。その名はSixTONES。2年前までシックストーンズだと思ってたし、なんなら2年前は人生初のアイドル(BTS)に沼っていたからまったく関心がなかったSixTONES。知れば知るほど、すでにめっちゃ売れてたSixTONES。でも、もっと売れるし、売れてほしいSixTONES。なんでこんなに好きになったんだろう。音楽的なことはずぶの素人なので、このブログでは、個人的な音楽歴とアイドルグループSixTONESの類似点について記したい。同年代の人にもっとSixTONESを知ってもらえたらなと淡い希望を抱いて。
※このブログは音楽素人が書いています。中年なので記憶もちょっと曖昧。思っていた時代とそのとき流行っていたアーティストが違ったらごめんね。そして敬称は略させていただきますことをあらかじめお詫び申し上げます。
SixTONES公式HP
目次
- 1980年代光GENJI最盛期にウンナンのオールナイトニッポンを聴いて育った子
- 渡辺美里とSixTONES
- 大江千里とSixTONES
- 荒井由実、松任谷由実とSixTONES
- 原由子とSixTONES
- フリッパーズ・ギターとSixTONES
- ブレッド&バターとSixTONES
- XとSixTONES(あの頃はJAPANついてなかった気がする)
- 番外編:いんぐりもんぐりとSixTONES
- 米米CLUBとSixTONES
- 東京スカパラダイスオーケストラとSixTONES
- ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポンとSixTONES
1980年代光GENJI最盛期にウンナンのオールナイトニッポンを聴いて育った子
80年代育ちの子にとってジャニーズミュージックは子守唄。否が応でもテレビからヘビーローテーション。アイドルにはまっていない私でも歌詞は全部覚えていたし、いまでも下ハモ、追っかけパートも歌えると思う。
「ああ〜、どぉして(どうして)こんなにぃ(こんなに)苦しいの(苦しいの)」って。みんな歌えますよね?
なんならどこで誰がカメラに抜かれるかも知ってる。そのくらい社会現象で知らないなんていえる情勢じゃなかった。学校で「誰が好き?」って聞かれたら「ああ、私は佐藤のあっくんかな❤」ってテンプレを持って生きていた。そんな時代。
そんな時代にアイドルにそれほど興味を持てなかった私。小学生〜中学生にかけては、おませな親友の影響もあってかいろいろ雑多に聴いていました。(お父さんは演歌、おじいちゃんは古賀政男を聴いていたので親の影響はない)
好きだったのは、渡辺美里、大江千里、ユーミン、フリッパーズ・ギター、ブレッド&バター、サザンじゃなくて原由子、米米CLUB、ビジュアル系、東京スカパラダイスオーケストラなどなど。中学ではじめてできた彼氏は矢沢永吉ファンだった!自由でチャレンジングな音楽がバブルのように生まれた頃。
バラエティやお笑いも大好きで、当時はダウンタウンとウッチャンナンチャンの「夢で逢えたら」なんかもみんなが観てた。なかでも私のおたのしみはウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン。ラジコなんてないから小学生なのに4時くらいまで起きて、2時間だけ寝てしっかり登校していました。
いま考えると優雅な忙しさ。
仕事や家庭に精一杯ですっかりこの頃の気持ちを忘れてしまっていたわけですが、どうでしょう、この1年、SixTONESを知りはじめてから、あの頃の記憶や感情がつぎつぎよみがえるわけです。三つ子の魂百までってほんとうなんだな。
というわけで“あの音楽を好きだった人はSixTONESのことも好きな可能性が高い”説ということで私のレコメンドブログはじまります。
※このブログは敬称略です。ご理解ください。
渡辺美里とSixTONES
最短距離で歌手になりたくてモデルのオーディションから歌姫になった渡辺美里。モデル並みのルックスなのに声の厚みがすごくて。楽曲提供は小室哲哉、岡村靖幸、木根尚登、伊秩弘将、石井妥師、大江千里、後藤次利、小林武史などなどのすごメンツ。あの当時、ソロアーティストでこれだけホットなスタジアムライブした人っていたのかな?ってくらい野外で歌ってる印象が強い。
力強いのにやさしくてジェンダーレスな歌唱がとにかくジャンヌ・ダルク。You Tubeでライブ映像をみていたらCDよりもすべてが力強くてびっくり。
さて、SixTONESもそんな力のある人たちです。CDより遥かにライブがいい。SixTONESのセンターはジェシーなのですが、統率力と慈悲深さがジャンヌ・ダルク。そこに他の5人の騎士が集うと最強伝説のはじまり!というわけ。
お聴きくださいSixTONESで「ST」!
SixTONES「ST」
大江千里とSixTONES
「サヴォタージュ」のイントロのピアノよ!!!!
このイントロ王!西のシティポップ王子!大江千里!音楽センスはもちろん、歌詞があはれ。知性がダダ漏れ。彼の歌を聴くと、日本語をわかってくれる人が世界に少なくて悲しくなるほど。思い出しましたが光GENJIの「太陽がいっぱい」は彼の作詞作曲でした。
大江千里「サヴォタージュ」
ピアノ曲って大好き!な人にぜひ聴いてほしいのが、そう、SixTONES。「うやむや」のMVはなんとアニメーション。アイドルなのに顔だししなくていいのかい?とにかく音楽性が玄人のそれ。ピアノが弾む弾む。
SixTONES「うやむや」
ピアノトリオ「H ZETTORIO」とのコラボもすてきです。ジャズ、マーチングバンドバージョンといったアレンジが多彩なのもSixTONESの魅力。
SixTONES「NAVIGATOR」
荒井由実、松任谷由実とSixTONES
あらゆる曲が歌い継がれるべきなんだけど、私はユーミンの「声質」が特に好き。エフェクト気味なボイスの持ち主がめっちゃ好きなのです。SixTONESを好きになったきっかけもメンバー髙地優吾の声でした。
あとユーミンって多国籍な印象の作品が多くないですか?ラテンっぽい「輪舞曲」、和テイストな「春よ、来い」などなど。SixTONESにも田中樹と森本慎太郎のユニット曲「OPA!」やYoshiki提供の「Imitation Rain」などがあって、エキゾチックな音楽好きさんにもおすめです。open.spotify.com
初回版Bのページ14で視聴できます。ラテン感じる「OPA!」
SixTONES「Imitation Rain」日本っぽいイントロ
SixTONES「Japonica Style」和でオリエンタル
原由子とSixTONES
サザンじゃなくて原由子のアルバムを持っていた私。声がね、やっぱり好きなんですよ。ドライなんだけどのびやかのな声。あと揺るがないコーラス。桑田佳祐が暴れようがシャウトしようが職人のように支えてる感じにキュンキュンするのです。
SixTONESは主旋に対して2人くらがこっそり下支えしています。代わる代わる。私はその下支えがとっても好き。「NAVIGATOR」はそもそも好みの曲でSixTONESを好きになりかけの頃によく聴いてました。
ん?この曲の下ハモってんの誰?がきっかけで急速にSixTONESのことが好きに。髙地優吾だと思われます。最推しです。縁の下の力持ち。とにかくみんな音の幅が広いです。
SixTONES「NAVIGATOR」
フリッパーズ・ギターとSixTONES
アイドル路線じゃなかった女子はこっちが好きだった傾向が強いかも。フリッパーズ・ギター。はじめて聴いたとき、おしゃれで失禁しそうになった。毎日、部活で泥まみれになってる田舎の自分。一方、フランスや東京では、おしゃれして海辺へ車を走らせて古い8mmをまわして映画撮ってんだろなってあこがれたり絶望したり。
さてSixTONESではメンバー内でユニット曲を出すこともあります。髙地優吾と京本大我の「ラ・ラ・ラ・ラブストーリー」は渋谷系を意識しまくっていてビジュアルもかわいいのでぜひ!旧渋谷系女子の心にズドンすること間違いなし。
ラ・ラ・ラ・ラブストーリー(髙地優吾×京本大我)初回版Bの15
ファンクラブ入りを決意させたSixTONESの「フィギュア」
オラオラEDM、ロック、ジャズ、いろいろ歌えるんだけれど、君たちやっぱりアイドルなのか!って思って何度もMVを観た「フィギュア」。歌詞に「代替不可であれよフィギュア」って箇所があるんですけど、アイドルが歌うとかイケ散らかしてるわ。
ブレッド&バターとSixTONES
兄弟で歌ってるって好きです。狩人も好きなんだけど、私はブレッド&バター!朝はこれできまり!(申し遅れましたが松たか子も好きです)シンクロ性、息遣い、曲中の譲り合い。お上品なデュオ。男性が複数人で歌うとしんどいときがあります。中学生の合唱かカラオケみたいになる。SixTONESはそれがないんですよね。長い積み上げ時代のおかげか、あうんの呼吸で上品。紳士淑女の大人の皆様にもぜひ聴いていただきたい。
SixTONE「僕が僕じゃないみたいだ」アレンジver
XとSixTONES(あの頃はJAPANついてなかった気がする)
この頃、私は東海地方に住んでいて毎週土曜日に楽しみにしていた番組がありました。それは「5時SATマガジン」大竹まこと、野沢直子、いんぐりもんぐりが司会のビジュアル系アーティストをメインにした音楽番組です。Xや黒夢、SOFT BALLETにギャーギャー言ってたな。ただし、外見は好みではなかったです。なんせ渋谷系なもので。
しかしながらXといえば、はちゃめちゃにうまい。この時代避けては通れない才能でした。Toshiの超合金(宝石)な声は唯一無二。こんな高声が出せるボーカリストいる?しかもアイドルで?いないと思うでしょう?それが奥さん、京本大我は出るんです。とんでもない高音が。Toshiが金属系なら京本大我は胡弓みたいなやや揺れる高声です。
「Special Order」02:23からの高音お聴きください!彼ら歌いまくって踊りまくってこの声です。
脱線トーク
あなたXではどれの曲が好き?ぜんぶいいけどどれが好き?私は「WEEK END」がいちばんすきかも。たしかMVは血がいっぱい出てきて怖かったんだけど、ほんとかっけえ。友達失神してたもんな。いまの子に話すとびっくりされますけど。
番外編:いんぐりもんぐりとSixTONES
思春期に「私、いんぐりもんぐり好きなんだよね」とか友達に言い出しづらいわ!30年目に告白します。大好きでした。ツインボーカルで「おぼっちゃまくんのOP」も歌っていました。とくに前島正義さんの歌声が好きでした、恋でした。めっちゃ歌上手いから!聴いてみて。SixTONESとの共通点はおしゃべりが上手なところ。テンポのいいトークとMCです。あと、高校のバンドがそのままデビューしたので青春っぽい仲良し、わきあいあい!な感じも◎
知ってました?いま「おぼちゃなくん」はインドで大人気アニメなんだぞ!今度インド人にあったらリッチな挨拶してみようぜ!(逮捕)
SixTONESはユーチューブチャンネルをもっていて、いろんなたのしい企画を毎週金曜の22時に発信してくれています。だれも咎めない、罰ゲームはない、なのにおもしろい。いじめ系お笑い世代は見習ったほうがいい。
米米CLUBとSixTONES
ハイセンス、音楽かっこいい、カールスモーキー石井超絶かっこいい、BIG HORNES BEEあほみたいにかっこいい、シュークリームシュ超かわいい、おもしろい、ステージがアート。洋楽に疎いので元ネタがどうとかわかりませんけど、全力で成人が暴れてんのってセクシー!と童心が震えました。米米好きはSixTONESのライブ絶対に好きだよ!カールスモーキー石井の巻き舌を継承できるのはジェシーしかおらんよ!煽られに行きましょう。
米米CLUB「Shake Hip!」
SixTONES「WHIP THAT」
東京スカパラダイスオーケストラとSixTONES
初めて買って鳥肌が立つくらいかっこよかったアルバムは「スカパラ登場」。
スカってなんなんだ?いまも謎なんですけど、いろんな楽器が入ってて耳が震える!って感想しかありません。スーツ着て楽器演奏して汗だくでそのかっこよさ。(字余り)SixTONESの楽曲つくっている人はスカパラ大好きだろうなと確信してる。SONYさん、今年中にfeat.SixTONES期待しています。
SixTONES「こっから」バリトンサックスにドラムにリズム隊かっこいいよ
ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポンとSixTONES
「う〜んイカイカ〜」「タコタコ〜」って覚えている人がいたらリスナーだ。タコイカじゃんけん。あと「うんこ味のカレーかカレー味のうんこか」なんて究極の選択のコーナーもありましたよね、ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン。ハガキ職人さんとのやりとり、最高にクールだったぜ。
オールナイトニッポンの枠を任されている=日本トップクラスのおもしろさお墨付き
なわけなんですけど、SixTONESもオールナイトニッポンをやっていると知ったとき、膝から崩れ落ちたね。ただのアイドルじゃないねと。そしてただのアイドルじゃまったくなたっかね。いまでは毎週土曜は必死で起きてるようになりました。
長々と書いてしまいましたが、ここまでが小学校高学年から中学くらい。1970年代後半生まれが2023年にアイドルを好きになるなんて自分でも信じられないです。2023年、どうぞ彼らの努力と才能の火は消さないでと願うばかりです。たぶん消そうとおもっても消えないと思いますが。
沼落ち日記もまた書きたいなと思っています。
ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。